実は私、今年大阪で開催されたこの展覧会を訪れました。とても素晴らしく、浮世絵の世界に入り込んだような感覚を楽しむことができました。
浮世絵というと、美人画や人物を思い浮かべる方も多いと思います。
けれど、この展覧会で私が心を奪われたのは、女性たちの姿だけではありませんでした。
山、海、波、花、木々、そしてさまざまな生き物たち。
浮世絵に描かれた豊かな自然の情景が、映像によって大きく動き出す様子に、思わず見入ってしまいました。
自然は、自然だから美しい
自然の世界を眺めていると、不思議と心がゆるんでいきます。
花は、誰かに美しく見せようとして咲いているわけではありません。
木も、波も、生き物たちも、それぞれがそのままの姿で存在しています。
それなのに、私たちはそこに美しさを感じます。
「自然体でいることそのものが、美しさなのではないだろうか」
これは、私が最近お伝えしている「柳腰」にもつながる考え方です。
美しい姿勢は、頑張って作らない
私が考える「柳腰」は、細くくびれた腰をつくることではありません。
骨盤を立て、身体の中心を感じ、必要以上に力を入れずに立つ。
身体の使い方を整えることで、自然と姿勢が美しくなり、しかも疲れにくくなります。
まさに、「疲れない美しさ」です。
「背筋を伸ばさなきゃ」と頑張るのではなく、余計な力を抜いて、自分の身体の中心に戻ってくる。
すると、身体が楽になるだけでなく、着物姿も自然と美しく見えてきます。
着物を美しく着ること。
和傘を美しく持つこと。
しなやかに立ち、歩き、座ること。
一見すると別々のことのようですが、その根っこにあるのは、身体を自然に、心地よく使うことなのだと思います。
現代の女性にも届けたい、日本の身体の知恵
現代の私たちは、仕事や家事、子育てや介護などに追われ、知らず知らずのうちに身体も心も前のめりになってしまうことがあります。
身体の中心に戻り、余計な力を抜く。
それだけでも、立ち姿や歩き方は少しずつ変わっていきます。
私は、着物や所作、和傘、そして浮世絵に残された日本の美意識の中には、今を生きる私たちが取り戻したい身体の知恵があると感じています。
体型を変えるのではなく、身体の使い方を変える。
無理に美しく見せるのではなく、自然体でいることで、本来の美しさを引き出す。
そんな「日本の美」を、KIMONO WELLNESSを通して、これからも伝えていきたいと思っています。
美しい所作は、心を整え、人生を美しくする。
そして、自然体でいられる心地よさもまた、その人らしい真の美しさなのだと思います。
私は以前、「柳腰」とは細くてくびれた腰のことだと思っていました。
けれど、着物や所作を学び、自分自身の身体の使い方を見直す中で、
「柳腰は、体型ではなく、身体の使い方から生まれる美しさなのではないか」
と思うようになりました。
昔の暮らしにあった身体の知恵
昔の日本では、畳の上で暮らし、正座をしたり、しゃがんだり、着物を着て立ち座りをしたり。
今よりも、日常生活の中で身体の中心を使う動作が多くありました。
「美しい姿勢をつくるために練習する」のではなく、暮らしそのものが身体の使い方を育てていたのかもしれません。
だから私は、「柳腰」は特別な人だけのものではないと思っています。
体型を変えるのではなく、
骨盤を立て、身体の中心を感じ、余計な力を抜く。
身体の使い方を変えることで、誰でも少しずつ育てていける美しさなのです。
美しい姿勢は、疲れにくい
姿勢を良くしようとすると、「背筋を伸ばす」「胸を張る」と頑張ってしまいがちです。
でも、力を入れて作った姿勢では疲れてしまいます。
身体の軸が整うと、上半身の余計な力が抜け、自然と美しい姿勢になります。
美しいのに、疲れにくい。
私はこれを「疲れない美しさ」と考えています。
着物を美しく着ることも、和傘を美しく持つことも、基本にあるのは身体の使い方です。
だから私にとって、着物・所作・和傘、そして「柳腰」は、すべてひとつにつながっています。
頑張りすぎている女性へ
現代の女性は、仕事や家族、毎日の暮らしに追われ、気づけば身体も心も前のめりになっていることがあります。
そんな方にこそ、一度立ち止まって、自分の身体の中心に戻ってほしい。
もっと頑張って美しくなるのではなく、余計な力を抜くことで、本来の美しさを引き出す。
それが、私が伝えたい「柳腰」です。
昔の日本女性が暮らしの中で育んできた身体の知恵を、今を生きる女性たちへ。
着物姿を美しくする、しなやかな身体の使い方。
そして、
美しい所作は、心を整え、人生を美しくする。
これが、私がお伝えしているKIMONO WELLNESSの原点です。
昔から「柳腰」という言葉がありますが、私はこれを単に「細くくびれた腰」という意味では捉えていません。
私が惹かれるのは、無理に身体を作るのではなく、身体をしなやかに使うことで生まれる美しさです。
美しい姿勢は、頑張って作るものではない
以前の私は、姿勢を良くしようと思うと、
「背筋を伸ばさなくては」「胸を張って」と、身体に力を入れていました。
けれど、それではすぐに疲れてしまいます。
所作を学び、自分自身の身体の使い方を見直していく中で、少しずつ分かってきたことがあります。
それは、「美しい姿勢と、身体が楽な姿勢は両立する」ということ。
骨盤を立て、身体の中心を感じながら立つ。
無理に反ったり、胸を張ったりするのではなく、必要以上の力を抜いていく。
すると、自然と上半身の力が抜け、姿勢が整っていきます。
「姿勢を良くしよう」と頑張らなくても、美しく見える。
私は、この感覚こそが「柳腰」の美しさにつながるのではないかと思っています。
着物は、身体の使い方を教えてくれる
着物は、洋服のように身体のラインに合わせて作られている服ではありません。
直線的な布を身体に沿わせ、帯を締めることで、美しい曲線が生まれます。
だからこそ、身体の軸が整うと、着物そのものの美しさが引き立ちます。
立つ、歩く、座る。
日常の動作をしなやかに行うことで、着崩れしにくい美しい着姿にもつながっていきます。
私自身、長年着付けをしてきた中で、姿勢の大切さを強く感じてきました。
どれだけ着付けで美しく整えても、身体の使い方が変わらなければ、その美しさは一時的なものになってしまいます。
だからこそ私は、「着物を美しく着るための身体」ではなく、「身体を美しく使うことで、着物も美しくなる」という考え方を大切にしています。
頑張りすぎている女性へ
現代の私たちは、毎日たくさんのことに追われています。
「早くしなくては」「次はこれをしなくては」
と、気づけば身体も心も前のめりになっていることはありませんか?
そんなときこそ、一度自分の身体の中心に戻ってくる。
骨盤を立て、身体の軸を感じ、余計な力を抜く。
それだけでも、身体の感覚は少しずつ変わっていきます。
頑張ることで美しくなるのではなく、力を抜くことで、本来の美しさが現れる。―――それが、私が考える「柳腰」です。
体型を変えることを目的とするのではなく、身体の使い方から育てる、しなやかな美しさ。
着物・所作・和傘を通して、そして日本の美意識である「柳腰」を通して、私はこれからも、女性が自分自身の美しさに気づくための身体の使い方をお伝えしていきます。
美しい所作は、心を整え、人生を美しくする。
KIMONO WELLNESSは、身体を整えることから、心と美しさ、そしてその人らしい人生まで整えていくことを目指しています。
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「座ったとき、帯のタレからお尻が飛び出していない!」
長年学んできた身体の使い方が、自然と身についてきたのだと思います。
着物姿の美しさは、立っているときだけではありません。
立つ、歩く、座る。
その一つひとつの動作がしなやかであることが、着物姿全体の美しさにつながります。
そして私は、この出来事をきっかけに、改めて気づきました。
私が本当に伝えたいのは、和傘だけではないのかもしれない。
和傘を美しく持つために学んだ、身体の使い方
私はこれまで、地元・岐阜の伝統工芸品である「岐阜和傘」の魅力を伝えるため、和傘アンバサダー、和傘マイスターとして活動してきました。
和傘を持った姿を美しく見せるには、傘そのものだけではなく、姿勢や歩き方、身体の使い方がとても大切です。
そこで所作を学び、自分自身の身体の使い方を見直していくと、あることに気づきました。
和傘を美しく持つための身体の使い方は、和傘を持っているときだけのものではないことに。
立つこと、歩くこと、座ること。
日常のあらゆる動作につながっていたのです。
私が考える「柳腰」
そこで今、私が新たに伝えていきたいのが、浮世絵や美人画に描かれる女性のような、しなやかな身体の美しさです。
その象徴として、私は「柳腰」という言葉に惹かれています。
ただし、私が考える柳腰は、細いウエストをつくることではありません。
体型を変えるのではなく、身体の使い方を変える。
無理に胸を張ったり、身体を固めたりするのではなく、本来の身体の位置を意識しながら、しなやかに立ち、歩き、座る。
そうすることで、着物姿のラインが美しく見えるだけでなく、身体にも無理の少ない姿勢につながっていくと、私は実感しています。
美しい所作は、身体と心を整える
着物・所作・和傘。
これまで私は、それぞれの魅力をお伝えしてきました。
けれど、その根底にあるものは、実は一つなのだと思います。
「身体を美しく使うこと」
身体が整うと、姿勢が変わる。
姿勢が変わると、所作が変わる。
そして、身体が整うことで、心にも少しずつ変化が生まれていく。
だからこそ私は、これからも日本女性が本来持っている、しなやかな美しさを伝えていきたいと思っています。
着物姿を美しくする、しなやかな身体の使い方の専門家。
着物を着る方だけでなく、日々をもっと美しく、心地よく過ごしたいすべての女性へ。
着物・所作・和傘を通して、これからも日本女性の美しさをお伝えしていきます。
美しい所作は、心を整え、人生を美しくする。
それが、KIMONO WELLNESSが大切にしている想いです。
]]>紫外線や暑さ対策として欠かせない存在ですが、私がお伝えしたいのは「和傘の日傘」だからこそ味わえる魅力です。
和傘をそっと開くと、和紙を通した光が強い日差しをやわらかく包み込みます。
まるで、自分だけの木陰を連れて歩いているように。
その小さな日陰は、涼しさだけでなく、心まで穏やかにしてくれる特別な空間になります。
和傘が育てる、美しい所作
洋傘と和傘は、同じ傘でも身体の使い方が違います。
和傘を持つと、自然と背筋が伸び、肘がやわらかく開き、歩幅までゆったりとしてきます。
「姿勢を良くしよう」と意識しなくても、身体が美しい位置へと導かれていくのです。
私はレッスンで、その変化を何度も見てきましたし、自分でも実際に体験しました。
だからこそ和傘は、日除けの道具ではなく、美しい所作を育ててくれる存在だと感じています。
光と影を楽しむ、日本の美意識
日本人は昔から、光そのものではなく、「光と影」がつくる美しさを大切にしてきました。
和紙を通った光は肌をやさしく照らし、景色までも美しく見せてくれます。
写真に写る姿も、華やかさより上品さが際立ち、日本らしい美しさを感じさせてくれます。
和傘がくれる、心のゆとり
忙しい毎日の中では、つい急いで歩いてしまいます。
でも、和傘を差すと自然と歩く速度がゆるみ、空や風、季節の花にも目を向けられるようになります。
「急ぐこと」から「味わうこと」へ。
そんな時間が、心を整え、自分自身を大切にする時間へと変わっていきます。
日傘は、紫外線から肌を守るだけのものではありません。
和傘の日傘は、日本の美しい文化とともに、身体と心にゆとりを届けてくれる存在です。
この夏は、ぜひ和傘の日傘とともに、少しだけゆっくり歩いてみてください。
きっと、いつもの景色が少し違って見え、日本ならではの美しさをあらためて感じられるはずです。
和傘は、美しい所作を育てながら、心にもゆとりを届けてくれる日本の知恵。
そんな豊かな時間を、この夏ぜひ体験してみてください。
では、和傘を通して、美しい姿勢や所作、日本人が大切にしてきた美意識をお伝えしています。
和傘のある暮らしを、ぜひ一緒に楽しみませんか?
レッスンで初めて和傘を手にされた方から、よくいただく言葉です。
私は「背筋を伸ばしてください」とはお伝えしていないのに、和傘を持った瞬間から、立ち姿が確かに変わるのです。
それは、和傘が人の身体を自然と整えてくれるから。
私たちは普段、スマートフォンやパソコンを見る時間が長く、知らず知らずのうちに前かがみになっています。肩が内側に入り、呼吸も浅くなりがちです。
でも、和傘を持つと、その持ち方や重みを感じながら、自然と道具を大切に扱おうとします。
その気持ちが手の動きを変え、肩の力を抜き、胸を開き、背筋をすっと伸ばしてくれるのです。
軸を意識することも、姿勢の変化には欠かせない大きな要素です。
私は、所作は「きれいに見せる技術」ではなく、「自分自身を整える時間」だと思っています。
身体が整うと、歩き方が変わります。
歩き方が変わると、所作が変わります。
所作が変わると、不思議と表情までやわらかくなって心も変わります。
すべてはつながっているのです。
和傘は、日本人が長い年月をかけて育んできた美意識が詰まった道具です。
開くときも、閉じるときも、置くときも、一つひとつの動きには、道具を慈しみ、人を思いやる心が込められています。
効率が求められる時代だからこそ、丁寧に扱う時間は、自分の心を整える時間にもなるのではないでしょうか。
和傘は、雨をしのぐためだけの道具ではありません。
美しく立つこと。
そして、美しく生きること。
その大切さを静かに教えてくれる、日本の宝です。
もし和傘を手にする機会があれば、姿勢を意識する前に、そっと大切に持ってみてください。
きっと身体が整い、心も整い、昨日より少し凛とした自分に出会えるはずです。
和傘は、美しさを飾る道具ではありません。
あなたの中にある美しさを、そっと引き出してくれる道具なのです。

